2016年3月21日月曜日

親指シフトキーボードのこと1

少し、備忘録的に牧師とは関係のないいろんなことを書いてみようと思います。
今日は、「親指シフトキーボード」について。

就職した1983年の年か、その次の年に、私が勤めていた某製粉会社の企画室に「ワープロ」が導入されました。
それは、OASYS100という機種で、当時100万円以上していたと思います。
室長の至上命令で、「出来るだけ早くこれを使いこなせるようになれ!」と私ともう一人の企画室員が学ぶことになりました。

富士通からインストラクターが来られて、毎日の猛特訓が始まりました。このワープロが私の「親指シフター」としてのスタートとなりました。

親指シフトキーボードは、日本語のためだけに作られた配列で、一つのキーに二つの日本語が配列されます。そして左右の「親指シフト」と一緒に打鍵することにより、効率的に日本語が打てるようにしたものです。

たとえば、多くの人々が使っているローマ字入力だと、「ば」と打つのには、bとaの二つのキーを別々に打鍵します。つまり2ストロークです。
けれども、親指シフトでは、右親指シフトと左人差し指で「は」を同時に打鍵する1ストロークとなります。
また、「しゃ」の場合は、ローマ字入力ではsyaと3ストロークですが、親指シフトでは左手薬指で「し」と左親指シフトと人差し指で「ゃ」の2ストロークとなります。

理論的には、ローマ字入力に比べ2倍近い早さで打てることになります。

このキーボードはとても優れていたので、とても重宝しました。
周囲にも親指シフトを勧めました。
しかし、時代の流れでどんどんと消え去って行ってしまい、今では化石のようになっているのかもしれません。

私はそれからWindows3.1→95などと、PC路線でしたが、その間もデスクトップの時には、富士通の親指シフトキーボードを購入して使用したり、「親指ひゅん」や「Japanist」というソフトを入れて、キーボードをソフト的に変えてしまうようにして使ってきました。

Macに変えてからも、親指シフトを使い続けていますが、OSの更新の度に苦労してきました。今使用しているのでは、Karabinerというソフトです。

一見、普通のキーボードなのですが、他の人が触ると全く違う文字が出てくるので、驚かれています。

最近、Facebookで親指シフターのグループページがあることを知り、加入しました。今までよりも多くの情報が得られて感謝しています。

https://www.facebook.com/groups/oyayubishift/