今日は、「親指シフトキーボード」について。
就職した1983年の年か、その次の年に、私が勤めていた某製粉会社の企画室に「ワープロ」が導入されました。
それは、OASYS100という機種で、当時100万円以上していたと思います。
室長の至上命令で、「出来るだけ早くこれを使いこなせるようになれ!」と私ともう一人の企画室員が学ぶことになりました。
室長の至上命令で、「出来るだけ早くこれを使いこなせるようになれ!」と私ともう一人の企画室員が学ぶことになりました。
富士通からインストラクターが来られて、毎日の猛特訓が始まりました。このワープロが私の「親指シフター」としてのスタートとなりました。
親指シフトキーボードは、日本語のためだけに作られた配列で、一つのキーに二つの日本語が配列されます。そして左右の「親指シフト」と一緒に打鍵することにより、効率的に日本語が打てるようにしたものです。
たとえば、多くの人々が使っているローマ字入力だと、「ば」と打つのには、bとaの二つのキーを別々に打鍵します。つまり2ストロークです。
けれども、親指シフトでは、右親指シフトと左人差し指で「は」を同時に打鍵する1ストロークとなります。
また、「しゃ」の場合は、ローマ字入力ではsyaと3ストロークですが、親指シフトでは左手薬指で「し」と左親指シフトと人差し指で「ゃ」の2ストロークとなります。
理論的には、ローマ字入力に比べ2倍近い早さで打てることになります。
このキーボードはとても優れていたので、とても重宝しました。
周囲にも親指シフトを勧めました。
しかし、時代の流れでどんどんと消え去って行ってしまい、今では化石のようになっているのかもしれません。
私はそれからWindows3.1→95などと、PC路線でしたが、その間もデスクトップの時には、富士通の親指シフトキーボードを購入して使用したり、「親指ひゅん」や「Japanist」というソフトを入れて、キーボードをソフト的に変えてしまうようにして使ってきました。
Macに変えてからも、親指シフトを使い続けていますが、OSの更新の度に苦労してきました。今使用しているのでは、Karabinerというソフトです。
一見、普通のキーボードなのですが、他の人が触ると全く違う文字が出てくるので、驚かれています。
最近、Facebookで親指シフターのグループページがあることを知り、加入しました。今までよりも多くの情報が得られて感謝しています。
https://www.facebook.com/groups/oyayubishift/