2020年7月12日(日) No. 1261
主日礼拝メッセージ バプテスマのヨハネの死
メッセージ:林 幸司 主管牧師
聖書箇所: マルコ6:14〜31、(並行箇所マタイ14:1-12、ルカ9:7-9)
マルコ 6:14 さて、イエスの名が知れ渡ったので、ヘロデ王の耳にも入った。人々は言っていた。「バプテスマのヨハネが死人の中からよみがえったのだ。だから、奇跡を行う力が彼のうちに働いているのだ。」Ⅰ.罪を犯しながらも正しいことを求めるヘロデ
マルコ 6:20 それは、ヨハネが正しい聖なる人だと知っていたヘロデが、彼を恐れて保護し、その教えを聞いて非常に当惑しながらも、喜んで耳を傾けていたからである。
l バプテスマのヨハネは、相手が王であろうと、神の目に正しいことを主張した
l 保護されている身として、王に刃向かうことは難しかっただろう
l ヘロデ王も、ヨハネの教えに当惑しながらも喜んで耳を傾けていた
l 王の中に、罪と「正しくありたい」という願いが混在していた
Ⅱ.罪の原理と神の国の原理
マルコ 6:21 ところが、良い機会が訪れた。ヘロデが自分の誕生日に、重臣や千人隊長、ガリラヤのおもだった人たちを招いて、祝宴を設けたときのことであった。6:22 ヘロディアの娘が入って来て踊りを踊り、ヘロデや列席の人々を喜ばせた。そこで王は少女に、「何でも欲しい物を求めなさい。おまえにあげよう」と言った。
l 「良い機会」というのは、ヘロディアにとっての見方
l ヨハネを恨んでいたヘロディアが、娘サロメを利用して彼を殺すように仕向けた
Ⅲ.バプテスマのヨハネの死とキリストの十字架の死
マルコ 6:25 少女はすぐに、王のところに急いで行って願った。「今すぐに、バプテスマのヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます。」6:26 王は非常に心を痛めたが、自分が誓ったことであり、列席の人たちの手前もあって、少女の願いを退けたくなかった。
l バプテスマのヨハネは、なぜこのような最期をとげなければならなかったのか?
l ヨハネの使命は、イエス・キリストを指し示し、道を備えること
l ヨハネは役目を終え、イエスは十字架へと向かわれた