2012年11月21日水曜日

11/21(水) 14ヶ月聖書通読18日目


みなさんおはようございます。

本日の聖書箇所は、創世記47〜48章、詩篇10篇、ルカ19章です。 
明日の聖書箇所は、創世記49〜50章、詩篇8篇、ルカ20章です。

【パロの前でのヤコブ】
創世記 47:9, 10 "ヤコブはパロに言った、「わたしの旅路のとしつきは、百三十年です。わたしのよわいの日はわずかで、ふしあわせで、わたしの先祖たちのよわいの日と旅路の日には及びません」。 ヤコブはパロを祝福し、パロの前を去った。"http://bible.us/81/gen.47.10.ja1955
・ヤコブが自分のことをふしあわせと表現しました。パロの前での謙遜であると同時に、多くの妻と子ども達のことで、翻弄された人生だったと思っていたのかもしれません。
・ヤコブがパロを祝福したことは、驚きではないでしょうか。

【ヤコブの墓の指示】
創世記 47:28, 29 "ヤコブはエジプトの国で十七年生きながらえた。ヤコブのよわいの日は百四十七年であった。 イスラエルは死ぬ時が近づいたので、その子ヨセフを呼んで言った、「もしわたしがあなたの前に恵みを得るなら、どうか手をわたしのももの下に入れて誓い、親切と誠実とをもってわたしを取り扱ってください。どうかわたしをエジプトには葬らないでください。http://bible.us/81/gen.47.28.ja1955
・「クリスチャンは墓を大切にしない」という誤解をしている人もいますが、とんでもないことです。この時も、ヤコブは自分がどこに葬られるかということについて、指示しました。
・「先祖を大切にしない」という評価も間違っています。ただ、誤解されやすいのは、「先祖を拝まない」ことが「敬わない」とことだと思われるからではないでしょうか。私達自身が、このことについて確信を持っていくことが、この日本の社会でクリスチャンとして生きていくために必要なことだと信じます。

【ヤコブ、エフライムとマナセを祝福する】
創世記 48:18, 19 "そしてヨセフは父に言った、「父よ、そうではありません。こちらが長子です。その頭に右の手を置いてください」。 父は拒んで言った、「わかっている。子よ、わたしにはわかっている。彼もまた一つの民となり、また大いなる者となるであろう。しかし弟は彼よりも大いなる者となり、その子孫は多くの国民となるであろう」。"http://bible.us/81/gen.48.18.ja1955
・ヨセフの子供であるマナセとエフライムを前に、ヤコブは手を交差して置き、祝福しました。ヤコブは衰えていましたが、神様のご計画をしっかりと伝える預言的な能力を失っていませんでした。

【苦しむ者を助ける神様】
詩篇 10:12-14 "主よ、立ちあがってください。神よ、み手をあげてください。苦しむ者を忘れないでください。 なにゆえ、悪しき者は神を侮り、心のうちに「あなたはとがめることをしない」と言うのですか。 あなたはみそなわし、悩みと苦しみとを見て、それをみ手に取られます。寄るべなき者はあなたに身をゆだねるのです。あなたはいつもみなしごを助けられました。"http://bible.us/81/psa.10.12.ja1955
・「みそなわし」というのは、「見る」ことの尊敬語です。神様は、私達のことをいつもご覧になり、守り助けてくださいます。

【ザアカイ】
ルカによる福音書 19:5-7 "イエスは、その場所にこられたとき、上を見あげて言われた、「ザアカイよ、急いで下りてきなさい。きょう、あなたの家に泊まることにしているから」。 そこでザアカイは急いでおりてきて、よろこんでイエスを迎え入れた。 人々はみな、これを見てつぶやき、「彼は罪人の家にはいって客となった」と言った。"

ルカによる福音書 19:9, 10 "イエスは彼に言われた、「きょう、救がこの家にきた。この人もアブラハムの子なのだから。 人の子がきたのは、失われたものを尋ね出して救うためである」。"http://bible.us/81/luk.19.10.ja1955
・ザアカイは、ユダヤ人でありながら、ローマ人からの委託を受けて、取税人の働きをしていました。その上、不正に人々から税金という名目で財産を巻き上げていたのです。そのザアカイに、イエス様は「家に泊まることにしている」と言われました。人々は文句を言いましたが、ザアカイはイエス様の愛に触れて、自分から罪を告白し、不正に対して賠償することを約束しました。
・受け入れられる、愛されることから出てくる力は、なんと大きなものでしょうか。イエス様は、私達も同じように受け入れ、愛してくださっています。今度は私達も周囲の人々にそのように振る舞いたいと思います。

【エルサレム入城】
ルカによる福音書 19:30, 31 "「向こうの村へ行きなさい。そこにはいったら、まだだれも乗ったことのないろばの子がつないであるのを見るであろう。それを解いて、引いてきなさい。 もしだれかが『なぜ解くのか』と問うたら、『主がお入り用なのです』と、そう言いなさい」。"http://bible.us/81/luk.19.30.ja1955
・このろばの子は、「ちいろば」と呼ばれています。イエス様は、白馬に乗って入城されたのではなく、まだ頼りのない小さなろばに乗ってエルサレムに入られました。

ルカによる福音書 19:39, 40 "ところが、群衆の中にいたあるパリサイ人たちがイエスに言った、「先生、あなたの弟子たちをおしかり下さい」。 答えて言われた、「あなたがたに言うが、もしこの人たちが黙れば、石が叫ぶであろう」。"http://bible.us/81/luk.19.39.ja1955
・弟子達や子ども達は、しゅろの葉を振って、イエス様を賛美しました。パリサイ人達は、人を神のように扱う人々を見て腹を立てたのです。イエス様は、どんな人の賛美も受け入れてくださいます。

ルカによる福音書 19:43 "いつかは、敵が周囲に塁を築き、おまえを取りかこんで、四方から押し迫り、"http://bible.us/81/luk.19.43.ja1955
・この預言は、この時から約40年後に実現します。ローマ軍は、エルサレムの城壁を越えて攻撃するために、大きな丘のような「塁」を築いて、エルサレムを占領しました。その塁のために、オリブ山のオリーブの木は、みんな伐採されたと言われています。

【祈りの家】
ルカによる福音書 19:46 "彼らに言われた、「『わが家は祈の家であるべきだ』と書いてあるのに、あなたがたはそれを盗賊の巣にしてしまった」。"http://bible.us/81/luk.19.46.ja1955
・当時の神殿では、捧げ物を買うための出店がひしめいていたようです。それは「異邦人の庭」と言われる場所で、そこから先には、異邦人は入れませんでした。商売の騒音で、祈りどころではなかったでしょう。
・今日の私達の心の中は、静かでしょうか?騒いでいるでしょうか?神様との交わりを邪魔する騒音を、追い出してしまいたいものです。そのために、神様との交わりを優先する決意をいたしましょう。神様は、その犠牲の何倍もの祝福をもって応えてくださいます。
心の中に平安と静けさが与えられ、神様からの御声に耳を傾け、正しい判断をすることができる一日となりますように。